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沙羅双樹の花のブログ

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寺澤有さんの講演『秘密保護法違憲訴訟と刑事訴訟法の大改悪』

寺澤有 
寺澤有さん(秘密保護法違憲訴訟の原告の一人です。)


平成28年5月21日に、東京巣鴨にある巣鴨地域文化創造館で開かれた、ジャーナリストの寺澤有さんの「秘密保護法違憲訴訟と刑事訴訟法の大改悪」と題する講演を伺ってきました。主催は、草の実アカデミー(代表・林克明さん)で、お二人は秘密保護法違憲訴訟の原告でもあります。
 
この勉強会は、刑事訴訟法が参議院を通り、次の週には衆議院でも可決成立すると言う、正にタイムリーな企画でした。後半の質疑応答を含めると2時間半にわたる長丁場の割には、アッという間に終わってしまった感じで、寺澤さんの独特な語り口調に笑いながらも背筋が寒くなる感じがしました。怖いお話の連続でしたが、講演の様子は、質疑応答も含めノーカットでYouTubeにアップさせて頂きましたので、関心のあるに方も無い方にもご覧頂けたらと思います。
 
さて、刑事訴訟法の大改悪!と言っても、刑事事件とはおよそ縁がない方も多いので、ピンと来ないと思いますが、刑事訴訟法の一部を改正する法律案要綱には、第一・捜査機関による取調べの状況の録画、第二・取調べを受ける者自身による取調べの状況の録音、第三・施行期日等が明記されています。しかし、難しい用語ばかりで、素人にはチンプンカンプンですので、寺澤さんと林さんのお話を伺いながら、取り調べの可視化や司法取引、盗聴法改正、ヘイトスピーチ規制法の危険性について勉強してきました。
 
私も何回か草の実アカデミーのシンポジウムに参加させて頂きましたが、今回で実に第84回目になるそうです。一見するとごもっともな法改正の、何処が大問題なの!?

寺澤さんの講演・第1部 : 刑事訴訟法改正の5つの問題点を、実際の刑事裁判や民事裁判を引き合いに、大改悪と言われる理由を検証。
 
講演の初っ端から寺澤さんは、今市市女児殺害事の例を挙げ、取り調べの部分可視化で冤罪は防げるの?の重いテーマでお話されました。私もこの事件は謎ばかりで、しかも、被害者が幼気ない女の子と言うことで、鮮明に記憶に残っています。報道では、警察が微罪で容疑者を逮捕勾留し、本丸に持って行ったようですが、一般市民には、新聞やテレビを見ているだけでは、事件の全容は分かりません。普通は、「犯人が捕まって良かったね。」くらいの認識で、それが冤罪の可能性もあったなんて、報道からは気付けるはずもありません。今年の4月8日に宇都宮地裁で判決があり、被告人は有罪判決を受けていますが、「ビデオが悪用された事例で、可視化は失敗!」と寺澤さんは仰っていました。詳細は、寺澤さんのお話を聴いて下さいね。
 
どうやら弁護士が絡むといいことはないようです。司法取引と言う言葉は、アメリカの映画やテレビ番組を観ていると、頻繁に耳にします。大きな犯罪を摘発するために小さな犯罪に目をつぶるイメージですが、これも冤罪の温床になりそうですよ。実際の例としては、日本では平成の刀狩りが有名ですが、この類は現場ではよく行われているようです。エス(警察のスパイ)の存在も広く認識されてきたように思いますが、結局、今回の法改正で、共犯者の自白が大きく影響する“冤罪事件”では、他人をチクる、密告すれば罪が軽くなる・・・等、悪魔の囁きで罪のない人を陥れることが合法化されてしまいました。現在進行中の裁判では、郷原信郎先生が弁護人を務める、美濃加茂市長のトンでも冤罪事件がありますが、この裁判の行方にも注目しないといけませんね。
 
日ごろ警察が、合法・非合法的も含め行っていると言われる“盗聴”ですが、立会人が必要だとか色々と面倒くさいので、今回、ザックリと改正してしまいました。盗聴法改正のどこがヤバいのか?通信傍受の対象拡大って?どうやら、捜査権限のある警察の方が可視化の見返りとして盗聴法改正を求めたらしいです。中途半端な部分可視化と引き換えに、司法取引導入や盗聴法改正も!警察官僚って、全くもってパク・ジュミョン顔負けの悪徳商売人ですよね。
 
寺澤さんは、秘密保護法違憲訴訟の控訴審判決報告会でも、映画『シチズンフォースノーデンの暴露を勧めていらっしゃいました。この日の講演でも、この映画に言及しておられました。私も是非、観たいと思います。それから、日弁連の奇行には裏があったようですよ。最後は金目なのでしょうか?やっぱり金目でしょ!

4 秘密保護法違憲訴訟
ここからは、自身が原告となっている秘密保護法違憲訴訟に関する報告です。原告団のブログには、詳細報告が載っていますので、詳細報告は省略するとして、寺澤さんは、当事者尋問での証言に沿ってお話して下さいました。「自衛隊・隊員家族連絡カード」に関心のある方はご購入下さいませ。タダがいいなら、こちら(笑)。原告が被った実際の被害であると主張したのに対し、裁判所の判断は、実に滑稽なものでした。寺澤さんの経験からも、裁判継続中は、国も無茶なことはしないようですので、違憲訴訟をバンバン起こして、こちらも萎縮効果を狙おう!
 
刑事訴訟法の改正案は、去年の8月に衆議院を通過し、参議院で野党提出のヘイトスピーチ規制法を優先するよう旧民主党側が求めたことで、今国会へ持ち越されたようです。結局、民進党のみごとな裏切り行為で成立してしまいました。このヘイトスピーチ規制法に真っ向から反対なさっているのが寺澤有さんと林克明さんです。17分強の映像ですので、是非、ご覧ください!驚愕の内容ですよ!ヘイトスピーチ規制法は、言論規制法!

グダグダ書くより、ズバリこれ!
 

 
 

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講演会の後は、講師や参加者の皆さんとの懇親会がありました。そちらにも参加させて頂いたのですが、盛り上がり過ぎて最後はジャーナリストの某氏が只のヨッパに(爆)

林克明 
林克明さん(秘密保護法違憲訴訟の原告の一人です。)


老婆心ながら、痴漢冤罪(美人局)などを心配して、家路を急ぐ私。とても怖い内容でしたが、危機感を共有する仲間意識もあって、とても楽しい講演会&懇親会でした。
 

 


寺澤さんの講演・第2部 : 寺澤さん、林さんと参加者との質疑応答。
2-2【寺澤有氏・質疑応答】秘密保護法違憲訴訟と刑事訴訟法の大改悪

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Category - 草の実アカデミー

1 Comments

面白かったです  

No title

講演者の方の喋りがよかった。

2016/05/29 (Sun) 07:03 | EDIT | REPLY |   

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