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沙羅双樹の花のブログ

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稲田防衛相の「主観的事実」の答弁と藤野議員の「主観的事実」の陳述の類似性

Category - 政治・行政
稲田防衛大臣20170317日テレss 
ー付けまつ毛がお洒落な稲田防衛相(日テレ放送のSS)ー


『稲田朋美防衛相は15日午前の参院予算委員会で、学校法人「森友学園」(大阪市)の訴訟への関与を否定した国会答弁を撤回したことに関し「私としては
らの記憶に基づいて答弁した。虚偽の答弁をしたとの認識はない」と述べた。』(日経記事より引用)

森友学園が2004年に起こした民事訴訟の口頭弁論に、稲田氏が森友側の弁護士として出廷していたことを示す裁判所作成記録の存在が発覚した。すると姿勢は一変し、「裁判所の記録がある以上、記憶違いだった」と国会で釈明した。』(毎日新聞記事より引用)


 どうやら、稲田防衛相の進退が噂される事態に発展しているようです。

 弁護士資格のある稲田さんのこの「虚偽ではなく記憶違いだった」発言ですが、こんな答弁を許していたら、証人喚問さえ有名無実と化してしまいます。弁護士が偽証罪を避ける為でしょうか、「記憶にありません」と証人に証言させるのは、よくある話のようです。私の記憶にもロッキード事件などが鮮明に残っています。
 
 さて、この弁護士さんの入れ知恵をちゃっかり法廷で実践したのが、藤野英明横須賀市議会議員です。平成26年(2014年)7月15日の当事者尋問で、被告である藤野議員は、原告である私からの質問に次のように答えています。因みに、私は弁護士さんにお願いしていなかったので、尋問者は私自身です。
 
 尋問内容はと言うと、保坂展人さんの横須賀講演の動画撮影が、一般参加者には許可されていなかったとの藤野議員の主張を覆す目的で原告である私が被告の藤野議員を尋問しました。裁判では、藤野議員は、一貫して「主催者の誰かが、講演が始まる前に参加者に、動画の撮影を禁止する旨の告知をした。」と主張していましたが、私としてはそんなもん聴いてないよ!と反論する為に、藤野議員自ら講演開始30分前からの様子を撮影した映像と反訳を弾劾証拠として本人尋問の当日裁判所に提出したのです。
 
 藤野議員の証言によると・・・
『記憶している主観的事実と、それから原告が証拠としてこれから提出するであろうDVDとその反訳にそごがあるのは、決して否定するものではありません(本人調書P.19
『僕は、今、自分が、自分の主観的事実を信じっているものを申し上げております。司法の皆様が、客観的事実僕の主観的事実のそごをご判断いただければ・・・(本人調書P.20)』


藤野本人長所p20
 
 

 これです、これ!客観的事実(
保坂講演の動画撮影は禁止されていなかった)を証言しなくても、つまり、証言が事実と相違しても偽証には当たらないのです。そご云々は、開き直りとしか言いようがありませんが。結局のところ、藤野議員ご本人の記憶に基づく主観的事実(保坂講演の動画撮影は禁止されていた)は、藤野議員が自ら録画された保坂展人講演のUstream映像によって、客観的事実ではないと証明されてしまいました。墓穴を掘るとはこの事です。
 
 政治家が、弁護士の知恵を借りて客観的事実と主観的事実を使い分けるのは、実は、偽証罪に関するこんな規定があるからだと思うのです。


~偽証の罪、以下、ウィキペディアから引用~
刑法 第169条
法律により宣誓した証人が虚偽の陳述をしたときは、3か月以上10年以下の懲役に処する。
 
◆客観説
客観的真実に合致しない陳述をすることが「虚偽の陳述」であるとする。結果的に客観的真実に合致していれば本罪の保護法益である国家の審判作用を害することはない点を根拠としている。
 
◆主観説
自己の記憶に反した陳述をすることが「虚偽の陳述」であるとする。通説・判例(大判大正3年4月29日刑録20輯654頁)は主観説をとる。証人が自己の記憶に反する陳述をすることは本罪の保護法益である国家の審判作用を害する抽象的危険を生じさせるという点を根拠とする[5]。主観説からは、自己の記憶に反した陳述をすれば、それがたまたま客観的事実に合致していても罪に問われることになる。

 
虚偽の陳述とは!?

 お天道さまが見ている!そう、お天道さまから見た真実に反することを「虚偽」とする見解が「客観説」で、証人自身の記憶に反することを「虚偽」とする見解が「主観説」のようです。まさしく、稲田防衛相は客観的事実に反する答弁をしたから今、国会で糾弾されているのですね。でも、国民感情としても到底納得できるものではありませんが、偽証(ここでは虚偽答弁)には当たらないようです。
 
 分かり易い例を挙げると、こんな感じです。客観的には信号は青なのに,証人自身は赤だったと記憶している場合に、証人が法廷で「信号は赤だった」と証言したときは、前者の見解から、つまり、客観説を採用すれば「虚偽」ですが、後者の主観説からは「虚偽」ではないとなるのです。判例・通説は後者の見解ですから、真実はどうあれ、証人が記憶通りに証言していれば偽証罪に問われることはありません。←ココ重要♪(Yahoo!知恵袋より引用)

 
 結論、政治家や公人が答弁なり証言する場合の偽証罪の定義は「客観説」を採りましょ!政治家が、事実と反した事を言ったら則アウトで良いと思います。如何でしょうか?


 
以下、参考記事です。
※稲田防衛相「虚偽答弁の認識ない」 辞任改めて否定 
※稲田防衛相 虚偽答弁の責任は重い
※藤野英明 横須賀市議のウソ一覧 まとめ
※【藤野英明議員のウソ-3】保坂展人講演での動画撮影は「公安」を理由に不許可だった?
※p19(客観的事実と主観的事実の齟齬)
http://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-9d-eb/sarasoujuno_hana/folder/1113505/50/35191250/img_2?1489730779 
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