Welcome to my blog

沙羅双樹の花のブログ

Article page

原告の請求を棄却 【診療契約上の善管注意義務違反】

Category - 国賠訴訟
放射線治療の副作用に関する十分なインフォームド・コンセントを担当医師から受けなかったとして
病院を訴えていた裁判の判決言い渡しがあった。
 
原告は、被告が原告との間の診療契約上の善管注意義務に違反した結果、重篤な副作用が
生じたとして、同契約上の債務不履行の基づく損害賠償金として慰謝料および弁護士費用合わせて
2000万円の請求をしていたが、原告の請求は棄却された。
 
第2回目の裁判傍聴の折、私も気になっていた裁判長の居眠りと隣の裁判官との談笑であるが
判決書を見る限り、最初から原告の請求を退ける腹積もりの様であった。
13ページに及ぶ判決書では、裁判所は医師らによる主張を全面的に認めた。
 
原告が検査入院中の症状が頭頸部がんに起因するものではなく、従って頭頸部CTなどの検査を
しなかった医師に対して裁判所は、善管義務違反は無いと認定。又インフォームド・コンセントを実施
した医師が作成した副作用説明書には瑕疵がないとして、(不十分であるとの)原告の主張を退けた。
因みに証人として尋問されたこの医師は、代理人と綿密な打ち合わせの後棒読みで証言したが、
証言後に裁判長に退廷の許可を求めずそのまま法廷を後にしたのは、悪い意味で印象に残っている。
 
最後であるが、原告は、ちゃんとした副作用の説明を受けていたら放射線治療を断っていたと主張し、
自分が現在受けている苦痛は想像を絶するものがあると訴えたが、裁判所は副作用説明書に
痛みや苦痛の感じ方の程度が記されていなかったとして、副作用による苦痛は主観的であり、
個人差があるから、それをもって担当医師の説明義務違反を認めることはできないとした。
更に、この裁判長は、現在も続く原告の副作用(だるさ、倦怠感など)は放射線治療以前から
あったもので、放射線治療によるものかどうか判定するのは困難だとした。
 
 
自己決定権侵害について
 
 
裁判所の認定はこうだ。最終的に原告自身が治療継続を了解し、自ら放射線治療室に入室し、
放射線治療を受けたことは明らかであるから、原告の自己決定権を侵害したとは認められない。
 
判決には大いに疑問が残った第一審の結果であった。尚、原告は控訴する予定である。
 
 
 
 
気分を変えて我が家に咲くバラを♪
同じ木から三種三様のバラが咲きました。
 



 
 
 
 
【裁判傍聴】放射線治療の副作用についての医師の説明義務違反
http://blogs.yahoo.co.jp/sarasoujuno_hana/30383081.html
関連記事

Category - 国賠訴訟

0 Comments

Post a comment