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沙羅双樹の花のブログ

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【矛盾だらけの捜査記録】新宿署違法捜査事件第10回口頭弁論と報告会

平成25年3月5日に東京地方裁判所(第709号法廷)で開かれた、新宿署違法捜査憤死事件の第10回口頭弁論を傍聴してきた。私は第1回の公判から傍聴しているが、被告の時間稼ぎ(原告を疲弊させる)作戦は目立った成果も無く、裁判長はこの事件の本質に気付き始めた様だ。

前回より傍聴人の数が減って事件の風化を心配したが、裁判長の表情は明らかに変化を見せており事件の全容解明もそう遠くないと感じた。尚、被告の東京都側の代理人は入れ替えがあった様だ。閉廷後に隣接する弁護士会館で、清水勉先生の報告会が開かれ、裁判の進捗状況を詳細に報告されていた。この報告会の様子は、YouTubeにアップしましたので、是非ご覧下さい。



第10回口頭弁論報告会【新宿署違法捜査憤死事件】2013.03.05




この裁判のターニングポイントは、原告側がJRが果たした役割も争点にあげた事だ。ただ単に新宿署の違法捜査を訴えるだけでなく、原告側はJR職員の不法行為(亡くなった信助さんへ暴行)も裁判で追及した。今回は、「この事件が新宿署の事件ではなく、全体として警視庁の事件である」との主張に原告側の力点が置かれた。提訴当初に考えられていたより新宿署や警視庁の対応が更に悪質だと見えてきた様だ。この冤罪被害者である信助さんのお母様で本訴訟の原告である原田尚美さんと新宿署副署長の会話がその発端である。


           原田尚美さん
原田尚美



内容はこうだ。原田尚美さんが新宿署の副署長と電話で話をした時に、副署長はこの事件はすでに終わっていると尚美さんに伝えた。つまり信助さんは犯人ではないと言ったのだ。しかしその翌日に特命捜査本部が立ち上がった。この点からしても、特命捜査本部は新宿署が立ち上げたのではなく、警視庁主導で設置されたものであると清水先生が解説された。

可笑しい話だが、捜査員が「邪な気持ち」を持っていたからなのか!?捜査記録は真相究明から遠ざかっていくものになってしまった様だ。前回も清水先生が指摘しておられたが、すでに信助さんが亡くなった後の事情聴取で、さも生きている様な調書が作成される訳が無い。やはり自称被害者への事情聴取はなされずに調書が作成されたと見るのが自然であろう。

話は戻るが、何故新宿署の副所長が尚美さんに事件は終わったと話した翌日に特命捜査本部が立ち上がったのか???このところは清水先生のお話で良く理解できた。要は、「特命捜査本部を警視庁が立ち上げた事にしたくなかったのだ。」(清水先生)本店と支店の溝で考えると分かり易いと清水先生は続けた。



原告側が新たに被告の不法行為として上げた点は以下の通り。

110番通報を鉄道警察官にしなかった点。新宿駅構内での事件では、鉄道警察隊が動くはず。

警察署長の捜査指揮の問題。外見から見ても信助さんが怪我をしているのは明白であるし、
 本人も110番通報しているのだから、傷害事件として先行聴取し捜査しなかった新宿署の捜査
 指揮は間違っている。

信助さんに対し、ICレコーダーでの録音を中止せよと要求した点。

国賠対策の為に事件の捏造をした点。(尚美さんが国賠訴訟を起こしそうだと警視庁が感じた
 からなのか、すでに終わった事件を新たに事件として捏造した。)

原田尚美さんの告訴状を受理しなかった点。


更に、清水弁護士は、自殺した直後の顛末報告はどうなっているのか?その後の警視庁と新宿署の打ち合わせの経緯を明らかにして欲しいと要求した。今回でかなり全容が分かってきたが、その顛末報告とその後のやり取りが何処まで説明されるのか?警察がどんな組織でどう言う動き方をするのか?国民が知っておく事には意味があると清水先生。確かにこの裁判を通して、母の無念を晴らすだけでなく、警察の実態が明らかになる事も大いに意義があると私も思う。警察がどうすれば良くなるのかも考える契機になればよいと言う事である。



110番通報記録



さて、清水先生の報告会で、嬉しい報告がありました。
私も傍聴をしていた、万世橋事件(マルチツール所持)ですが、その裁判を契機に警視庁の軽犯罪の摘発件数が大幅に減った様です。一昨年300件だったのが、去年はたったの3件だったそうで、万世橋の裁判から警視庁は学習した様です(爆)摘発件数を水増しする為に次に狙い撃ちされるのは・・・???迷惑行為、不愉快だけで、摘発件数を増やしたい警視庁が次に狙う「迷惑防止条例」での摘発によってかえって治安が悪くなる・・・と清水先生は仰る。

警察庁よ、犯罪者を増やしてどうする(笑)



以上、新宿署違法捜査憤死事件の第10回口頭弁論とその後の清水勉弁護士による報告会の様子である。




【裁判傍聴】マルチツール所持って違反なの!?
いよいよJR東日本の隠蔽工作が明るみに!?(新宿署違法捜査憤死事件・第9回口頭弁論)

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Category - 新宿署違法捜査憤死事件

1 Comments

ありす  

No title

「警察庁よ、犯罪者を増やしてどうする」
私も同意見です。
末端の警察官に「ノルマ」がある事もおかしいと考えます。
違反切符を何枚以上切れとか、逮捕者を何人以上とか。
犯罪なんかない方が良いに決まっているだろうに。
何かがおかしいと思うのは私だけなのでしょうか。

2013/04/22 (Mon) 11:23 | EDIT | REPLY |   

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