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沙羅双樹の花のブログ

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訴訟費用の分担で分かる【秋葉原職質裁判】での裁判所の及び腰

Category - 国賠訴訟
秋葉原を歩行中に警察官二人に違法な職務質問をされた東京都内の男性会社員(44)が都や国に慰謝料と指紋や顔写真のデーターの抹消を求める裁判で東京地裁(都築政則裁判長)は、「違法な職務質問だった」として5月28日都に5万円の賠償を命じる判決を言い渡した。原告側が一部勝訴したのだが、裁判所はナイフ付き万能工具を所持に関しては軽犯罪法に違反すると認定し、更に指紋採取などは適法だったと認定した様だ。当ブログでも傍聴を通してこの裁判の行方に注目していたが、職務質問に関しては違法な職質だと認定された様だ。



職質朝日529



私も面識のある原告であるが、ごく普通の紳士的な容貌と立ち振る舞いで警察が職務質問をした合理的な理由は無いと思う。因みに警察官職務執行法では第二条に以下の取り規定されている。

警察官は、異常な挙動その他周囲の事情から合理的に判断して何らかの犯罪を犯し、若しくは犯そうとしていると疑うに足りる相当な理由のある者又は既に行われた犯罪について、若しくは犯罪が行われようとしていることについて知つていると認められる者を停止させて質問することができる。




平成23年11月の裁判では、原告本人の意見陳述があり、経歴やマルチツールの説明とともに職質時の状況が再現された。被疑者としての取調べであったと原告は取り調べの状況を語っており、任意との説明は警察官から受けていなかった様だ。又作成された供述書でも、警察に寛大な処分を求めた...等と言っていない事も書かれてあった。よくある警察による供述調書の捏造ね。判決では、原告と被告に喧嘩両成敗的な判断が働いた様で、裁判所の姿勢に私も納得がいかなかった。

民事訴訟では、訴訟費用の分担でかなり裁判所の「思い入れ」が分かるのだが、今回は「訴訟費用のうち、被告東京都に生じた費用の20分の1及び原告に生じた費用の40分の1を被告東京都の負担とし、その余の費用を原告の負担とする」と判決文に記載された様で、
原告にとっても満足のいく判決でなかったのは明らかである。






*秋葉原で職質…地裁が違法認定、5万円賠償命令
*警察官職務執行法
*警視庁ホームページ
*持ち歩いていませんか?

*警視庁安全ノート 現在のリンク先はこちら↓以前は多機能ナイフを推奨してたのに(苦笑)
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/seian/jisin/jisin.htm
*旧版では災害時には多機能ナイフ(マルチツール)携帯を薦めているよ。いつ削除したのかしら?
http://web.archive.org/web/20120730020310/http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/seian/jisin/image/anzen_note.pdf

■刃体の長さが6cmを超える刃物は、銃砲刀剣類所持等取締法違反
 業務その他正当な理由による場合以外、持ち歩くことが禁止されている。
■6cmに満たないものであっても、正当な理由なく隠して携帯していれば、
 はさみやカッターナイフ等の文房具でも、正当な理由なく、すぐ使用できる状態で、
 人目につかないように持ち歩いていると、取締りの対象となることがある。
 「護身用」は、正当な理由にあたらない。
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3 Comments

はやて  

裁判の傍聴をするには

本文中に「当ブログでも傍聴を通して」とありますが本文中の裁判(二審)の傍聴をするにはどうしたらよいか問題のない範囲で教えてもらえませんか?次回期日(二審)を裁判所の掲示でなく事前に知るには訴訟当事者の名称もしくは事件番号が必要(裁判所への電話照会)ですが報道されてないので知りえません.新聞の報道情報をもとにして訴訟当事者&個人ではない東京都に次回期日の情報提供をお願いしてみたのですが次回期日も訴訟の相手方(個人)の個人情報になる(次回期日の情報から裁判を傍聴すれば相手方の氏名住所が判明することになるなど)ので駄目ということでした.

2013/07/25 (Thu) 23:32 | REPLY |   

はやて  

捕捉します

二審(高裁)前提の文章になっているのは当方が独自に収拾した非公表情報からの推測です.高裁に上がった場合はしばらく(次回期日が決まる頃&当事者や裁判官の持ち出しなどなど)で実質的に閲覧が不能になるようなので東京まで上京(北海道から)しても無駄足になることを避けるために調べたものです.

2013/07/26 (Fri) 00:15 | REPLY |   

はやて  

解決しました

「明るい警察を実現する全国ネットワーク」という標題のページ( http://www.ombudsman.jp/fswiki/wiki.cgi/akarui )で本訴訟の判決文が公表されていました(ページの内容から原告の同意の上で公開していることが推定できる)ので公表情報から事件番号を把握することができました.高裁の事件番号は不明ですが高裁では地裁の事件番号から次回期日の照会に対応できるということでしたので月曜以降に電話で照会することにしました.

2013/07/27 (Sat) 13:43 | REPLY |   

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