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自称被害女性は、法廷で証言するのか?【第15回口頭弁論傍聴記】

平成25年12月16日に東京地裁第803号法廷で開かれた、「新宿署違法捜査憤死事件」の第15回口頭弁論を傍聴してきました。証人申請についての概要が決まるのは、次回平成26年3月4日の公判になるそうで、代理人の清水勉弁護士によると、4月中旬、遅くても5月中旬には、証人尋問が始まるらしい。



原田尚実と清水勉20131216




原告の証人申請の予定人数は、原告の原田尚美さんを含め15人、一方被告の東京都は、4人の証人申請をする予定だそうです。その中で特に注目されるのが、自称被害女性の証人申請が認められるか否か!?これで、この「新宿署違法捜査憤死事件」に対する裁判所の姿勢が分かるそうです。要は、真相を究明する気が裁判所にあるかないか・・・でしょうか。


閉廷後に隣接する弁護士会館で、清水弁護士による報告会がありました。ジャーナリストの寺澤有さんや、三宅勝久さんも取材していらっしゃいました。林克明さんは、ツイキャスでこの報告会の様子を実況中継していらっしゃいましたよ。報告会の様子は、YouTubeにアップさせて頂きましたので、関心のある方は是非ご覧くださいませ。


清水弁護士のお話から、証人申請一つをとっても、原告被告それぞれの思惑や意味合いがあるようで、勝訴に向けての効果的な証人の配置(順番)のお話も、誠に理にかなっていると思いました。原告が求める第一番目の証人尋問は、自称被害女性を含む学生3人組で、実際、この3人組が警察からストーリーを吹き込まれて、偽証するのか?全くの素人さんには、いくらなんでも裁判で偽証するのは、ハードルが高いと思いますので、警察の意のままに3人組が証言するとは限りませんね。裁判所は、警察の意を汲んで、3人組の証人申請を認めない事もあるのでしょうか?気になるところです。更に、自称被害女性の証人尋問に関しては、裁判的には面白い事になりそうです。何せ、不起訴記録の資料の中には、自称被害女性の顔写真があるのですから。。。


清水弁護士のお話では、自称被害女性が偽証人であったら、警視総監のクビが飛ぶくらいの事件になるそうです。又、本当の自称被害女性が出廷し、証言するのであるなら、それはそれなりに、原告側は、自称被害女性の供述調書の矛盾を突いてくるので、被告の東京都側では、本物偽物いずれも出したくないでしょう。ここが、この裁判の目玉になりそうです。証人尋問の順番としては、この自称被害女性と、信助さんに暴力を振ったとされる男子学生らへの尋問が先で、清水弁護士が仰る様に、時系列で出てきてもらうのが、分かり易いかも知れません。ここポイントなのですが、信助さんが無念の死を遂げた以前と以後では、証人の顔ぶれも意味合いも大きく違ってくるのです。この訴訟では、原告の原田尚美さんへの慰謝料請求も含まれていますので、これに関しては、新宿署署長、警視庁警務部の職員、(特命捜査本部を立ち上げた側の人間)と時系列で証言すれば、この信助さんの痴漢冤罪事件の真相に迫れると言うものですね。


さて、この裁判では、私としても、かなり興味深い証人が出てきそうです。事件と直接関係のない、つまり証人としての価値が余り無い原田宏二氏に対しての証人申請(この公判までは、実際の申請ではなく、メモ書きでおおよそどんな人選にするのかを決める様です。)が、どう評価されるのか・・・原田宏二さんと言えば、元北海道警釧路方面本部長として、警察組織の裏の裏を見てきた方です。その原田さんの証人申請は、即却下されるのではないかと思ったのですが、裁判所は意外にも原田さんから陳述書(意見書)を提出させ、更に話が聞きたいと判断すれば、証人として認められる様です。これは、被告にとって、戦々恐々?もし認められれば、多くの国民に警察の実態を知って頂く絶好の機会になりそうです。是非とも実現して欲しいものです。


更に意外だったのが、黄海新宿署副署長の証人申請をしない理由とJR職員(信助さんに暴行したとされる)への証人申請が見送られた理由。ここら辺は、清水先生のお話を映像でご覧頂けると、よく分かります。裁判では勝ちたい気持ちも大切ですが、訴訟の過程で、繰り返し警察官に偽証させる事により、現場の警察官から意識を変える・・・と言う事も、大切なのでしょう。やはり、警察官も人の子ですから。。。積み重ねるうちに、自分たちが日常的に行っている人権侵害への意識変革も、期待できるかも知れません。長い道のりでしょうが。




次回公判は、来年の3月4日(火曜日)の11:00から 709号法廷で開かれます。自称被害女性の証人申請が認められるのか!?原田宏二さんの証言が見られるのか?警察としては一番制御しにくい3人組の申請は?ついに山場を迎えましたので、多くの方の傍聴を私からもお願い致します。




*原田信助さんの国賠を支援する会

*第15回口頭弁論報告会【新宿署違法捜査憤死事件】いよいよ証人申請








原告側が申請する15人は、以下の通りです。

【立証計画:15人の証人について】



1. 自称被害女性(氏名不詳) 被害を自称した女性
2. 訴外甲(氏名不詳) 一緒にいた男性 (【甲10号証】訴外甲による被害者原田信助に係る暴行被疑事件(平成22年検第14522号)については捜査記録が存在する)
3. 訴外乙(氏名不詳) 一緒にいた男性
4. 原田宏二(元北海道警察釧路方面本部長) 警察組織や業務の実情に精通している第三者としての証人
5. 山岸薫(巡査長)(110番受理者) 息子 原田信助が暴行を振るわれて最中にかけた、110番通報の受理者
6. 平岡雅大(巡査部長) 新宿駅西口交番における不法行為 ①故原田の110番通報について事情聴取をしなかったこと ②110番通報者である故原田を新宿駅西口交番に監禁したこと ③故原田の帰宅希望や架電希望を拒絶したこと ④故原田に「被害者として新宿署に行く」と騙して、連行したこと ⑤故原田に録音中止を求めたことの違法性  
7. 宿利貴征(巡査) 6に同じ
8. 井上美佐雄(警部補) 新宿署において故原田及び自称被害女性ら3人について取り調べを行い、翌年1月26日には自称被害女性の「被害届」を作成した。
9. 安平義則(警部補) 故原田からの事情聴取を直接的に担当していた。
10. 大倉孝幸(巡査部長)  新宿署において故原田及び自称被害女性ら3人について取り調べを行い、「取り扱い状況報告書」を作成した。
11. 永嶋晴美(新宿署巡査部長) 自称被害女性について「被害状況の再現」と「写真撮影」を行う際、自称被害女性が被害を受けた場所は【駅構内の階段】だったはずであり、すれ違い様に腹部を揉まれたと申告していたのに、新宿署内の講堂(平坦な場所)で被害状況の再現を行なっており、しかも静止状態で写真を撮影している。また、平成22年1月21日付供述調書に、被害を受けた場所は【階段又は通路】と記している。
12. 立延哲夫(警視正)(新宿署署長) 自称被害女性が、犯人は故原田ではなかったと説明し、故原田を被疑者とする事案は終結しているはずであるのに、「本件は、被疑者の身勝手な行為で犯行を頑なに否認するなど、許されるべきものではない」とし、故原田の自殺後に、犯罪捜査規範にない【特命捜査本部】を設置し、故原田を被疑者とする迷惑防止条例違反事件の捜査を遂行し、被疑者死亡で送検している。なぜこのような異常な捜査が行われることになったのか、警視庁本部との連携の実態を含めて明らかにする必要がある。
13. 松浦克弘(警部)  【特命捜査本部】の責任者
14. 警務部訟務課職員(氏名不詳) 警視庁本部が訟務対策として、新宿署に【特命捜査本部】を設置させ、警察官の対応を正当化するための捜査を行わせるよう、直接 指示をした人物。
15. 原告本人(原田尚美)


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Category - 新宿署違法捜査憤死事件

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