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令状主義の形骸化は大問題!原田宏二さんの講演(第23回安田塾)

Category - 冤罪・警察改革
平成26年9月28日に、武蔵野商工会館で開かれた、第23回安田塾主催の元北海道警釧路方面本部長の原田宏二さんの講演にお邪魔してきました。





2014-09-28 原田宏二




主催者は、安田教育問題研究会(安田塾)の安田忠郎先生です。原田さんのご講演の前に、武蔵工業大学(現 東京都市大学 )前工学部長(教職課程主任教授)の安田先生がお話されましたが、先生のお話を伺うのは実は、初めてでした。とても新鮮で素晴らしい講義でしたよ。私自身が神学(専攻は、キリスト教学)出身で、工学とは今迄無縁でしたが、肩書からは想像できないくらいフランクなお人柄で、ニューヨーク時代(コロンビア大学)のブタ箱経験などもお話され、大変興味深く伺ってきました。


原田宏二さんのお話は、「警察崩壊」をお読みになった方なら、ストンと腑に落ちるお話ばかりで、原田さんの警察改革関連のご講義の集大成とも言える中身の濃い講演でした。現在進行形の事件に関するお話もありました。例えば、神戸女児死体遺棄事件での警察の「任意捜査」に対し、マスコミが異を唱えず、堂々と「任意捜査」と報道している点です。任意捜査は禁止との規定もあるそうです。


今回のご講演で原田さんは、警察の組織から捜査の基本をお話されましたが、警察の取り調べの現状はかつての袴田冤罪事件当時よりよくなってきたとは言え、札幌ガスボンベ爆発事件でも被疑者の女性が(一貫して否認しています。)弁護人の請求により公開で行われた拘置理由開示請求公判において、取り調べの状況の質問に以下のように答えていました。カメラ(録音されている)があるとないとでは、取り調べのやり方が全然違う。現在、弁護士は取り調べに立ち会えない訳ですから、録音されるか否かで警察の取り調べに違いが出るのも当然と言えば当然です。PC遠隔操作事件でも、無実の何人かが自白しています。やはり、取り調べの全面可視化が必要だと思いました。


ところが、可視化と引き換えに警察が求めていることは・・・!?新しい捜査手法の導入らしいのです。裁判員裁判も、全面可視化も、そして最近の話題の「司法取引」も、最終的には、捜査権限強化に繋がっていると原田さんは仰っていました。特定秘密保護法も警察権力拡大の為の法案ですから、万事休すと言ったところではないでしょうか。そう言えば、実しやかに「司法取引導入」などと言っていますが、もうすで司法取引は実践されていたのです。平成の刀狩に見られた「首なし拳銃」も、司法取引だとの原田さんのお話は妙に納得しました。


2時間にわたり講演なさった原田さんですが、警察被害や冤罪で苦しんでいる方だけでなく、多くの方に聴いて頂きたいお話でした。私自身は、本来あるべき警察の姿を考える意味でも、「令状主義の形骸化」は大問題だと思いました。





*当日配布されたレジュメ(表紙) 著作権は、安田塾さんと原田宏二さんに帰属しています。

レジュメ400



*ご講演の様子は、こちらでご覧くださいませ!

【原田宏二氏講演】冤罪被害に遭わないための犯罪捜査学入門(第23回安田塾)


原田宏二氏講演】全面可視化も捜査権限強化で決着(第23回安田塾)


第23回安田塾(安田忠郎先生の挨拶)一人一人が試される時代に来ている!



安田塾(「教育・社会」問題研究会)
「冤罪被害に遭わないための『犯罪捜査学入門』」

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