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目からウロコの田中三彦さんの講演(第24回安田塾)

Category - 政治・行政
平成27年2月7日に武蔵野商工会館で開かれた、東京電力福島原子力発電所事故調査委員(国会事故調)の田中三彦さんのご講演を伺ってきました。平成20年から始まった安田忠郎先生主催の安田塾も、今回の田中三彦さんのご講演が24回目、原発関係の勉強会は5回目になるそうです。私自身は、前回の第23回安田塾で原田宏二さん(元北海道警釧路方面本部長)のお話を伺って以来2回目の勉強会参加となりました。安田先生は、以前から原発問題に関心が深く、田中講演の冒頭でも最近報道された「トモダチ作戦」を遂行した空母ロナルド・レーガン乗務員の被災に関してアメリカでの裁判が始まったことなどを報告して下さいました。




20150207田中三彦レク1ブログ




原発の知識もなく、その危険性すら頭の中でしか認識できない私のような素人にも分かり易く丁寧にお話して下さった田中さんでしたが、初っ端から目からウロコのお話が!伝えたいことは活字媒体でと仰る田中さんですが、「空恐ろしい出来事」が今なお続いている福島原発事故の今について当ブログでも勉強会参加記録として残してみたいと思います。講演中のオフレコ発言に関しては、公開できませんので、悪しからず。やっぱり直で聴かなくっちゃね!

「責任者、出てこい!」こんな甚大な被害をもたらした福一事故でも、責任者が不在なのです。いや、責任者が出てこないし処罰もされていないのです。田中さんは技術者として福一4号機の設計(構造解析)などに携わった言わば原発推進派の方でした。日立を辞められてからチェルノブイリ事故が起き、それまでの見方が一変したそうです。何せ相手が相手ですから、田中さんは命をも狙われたことがあったそうな。世間では口封じとも言われています。瞬間、石井紘基暗殺事件が頭を過ぎりました。それでも田中さんが我々に伝えたいこと、我々が理解しなくてはいけないことがあるのです。福一原発事故で何一つ教訓を得ていない安倍さんにも聴かせたい内容でしたよ。

さて、原発メーカーは原発を作って電力会社に売る。これ商売ですから、作っている原発メーカーは安全性よりも利益優先になりがちです。製造者責任を問われないから不思議ですね。電力会社は、発電して利益を得る。では、商売上の「リスク」とは何か?我々が考える原発のリスクは、原発の安全性に関するものです。しかし、電力会社が考えるリスクは、違います。このリスクの定義が最初から違っているのですから、話になりません。その話に行く前に、田中さんから原発の構造について説明がありました。何せ、私自身は
藤原節男さんのお話を伺うまでBWRもPWRもチンプンカンプンでしたから。

スクラム(地震の揺れを観測したら、原子炉を緊急停止させることのようです。3秒で止まるらしいです。)やらのお話を伺って、原発会社が原発立地住民に”原発は安全”と思い込ませた(騙した?)手口がよく分かりました。5つの壁に守られている原発は、本当に安全なの?


1の壁:ペレット(ウランが入っている)
2の壁:ペレットの入れ物
3の壁:原子炉圧力容器(田中さんが作っていらしたものです。)
4の壁:原子炉格納容器(飛散防止のため)
5の壁:全体を含む建物



「燃料貯蓄プールの底が抜けていたら、大変であった。大地震や津波だけでなく、破壊的事故は人の故意によって起こるかも知れない。」(田中三彦氏)


余談ですが、NHKは政府の広報機関のようなものですから、そこで実しやかにウソなど垂れ流されていたとしたら、たまったもんじゃありません。3.11以降の原発報道は、独立系メディアがかなり真実に近い報道をしているのではないかと私は思っています。フリーのジャーナリストも頑張って下さいました。


「高学歴のイスラム国の人間を電力会社に潜り込ませる。ある日その人が錯乱して・・・」(田中三彦氏)




イスラム国が話題の中心の今、誰でもが想像できる話です。「24」でドラマ化されるかも知れません(笑)冗談はさておき、日本海側の原発がテロの標的になる可能性もあります。近くて遠いお国からミサイルが飛んでこないとも限りませんから。私の理解では、要は、地震や津波による原発事故も心配ですが、ちょっと想像力を働かせれば、テロで原発が破壊される蓋然性もあるでしょ!?と言うお話なのです。

国会事故調の話や原子力規制委員会の話については、田中さんから既に多く発信されていますし、本講演もそれに沿った内容でしたので、詳細は省くとして、3時間を超える田中講演では、田中さんも随所で怒り心頭に!

やはり事故を矮小化したい東電や政府と、御用学者への怒りは収まらない!?
大ウソ!(原発は安全に止まりましたとの東電の発表に対し)、バカ、おばさん発言もあり、大盛り上がりの田中講演でした。では、先のリスクの話に戻りますね。「リスクマネジメント」とは?これ、国民をバカにしています。全ては、企業のお金儲けのためですから。

東電(電力会社)には、経営上のリスクがある。経営上ですから、利益を得るのを阻む要因が彼らの言う「リスク」です。原発の安全性へのリスクではありません。あくまでも儲からなくなる不安要素なのです。笑っちゃいますよ。コスト優先のリスクマネジメント(コストを下げるための企業努力で人命軽視?)商売上のリスク(期待される収益が実現しないこと)を組織的に管理し、損失などの回避、又は、低減を図るのがリスクマネジメントですから、東電が考えるリスクマネジメントは、原発のコストが高くなる要因をいかに低く抑えることかと言うことなのです。企業にとって、コスト高は常に利益を圧迫する要因です。しかし、そこに人命軽視があってはならないと私も思うのです。では、原発のコストを高くするリスクとは何か?書いているうちに、段々東電の経営者になった気分になってきました。


「新知見」?こんな言葉が田中さんから発せられました。色々検証したりするうちに、原発神話が脆くも崩れ原発は絶対に安全だと言い切れない状況・・・経営者としては、大いに困ります。新知見によって、


原発の安全性に疑義が生じる。これ、一番困ります。
裁判で不利になる。訴訟連発では、お金も掛かりますし、敗訴の憂き目に遭えばイメージダウンは計り知れません。
津波対策とかの規制強化によって、稼働停止に追い込まれ、原発のコストが更に高くなる。稼働してナンボのもんですから、規制も基準も緩~くね。
おまけに予定外の対策費用が掛かるのも、困ったものです。
結局、稼働率が下がると儲かりません(笑)


自分が経営者になったつもりで考えると、よく分かるでしょ!?面白過ぎて、怖過ぎて、あっという間に休憩時間になりました。安田先生は、10分でと仰いましたが、田中さんは5分でと。話す気満々ですよね。私も聞く気満々です。ここからは、オフレコ発言も!書いていい内容かどうか分からない時は、書かないでおきましょ。ここで、田中さんは、新潟県知事の泉田裕彦さんに言及。泉田知事は、
「福島事故の検証をしなければ、柏崎(新潟県内に立地する柏崎刈羽原発)は動かさない。」と明言された知事さんですよ。

田中さんは、国際会議にも出席され、又、新潟での柏崎再稼働問題でお話されるそうです。そうした田中さんの一連の活動に対しての、大手メディアの無関心ぶり、と言うか、無視ぶりには、呆れて物が言えません。メディアの脳死でしょうか?そろそろまとめ。

東電が「何かの間違いで爆発したのだろう」と説明した5Fの爆発ですが、5Fの爆発は間違いない!と断言された田中さん。5Fの爆風が4Fに飛んできて、4Fが滅茶苦茶になったと言うのが東電の説明のようですが、4Fと5Fには、重さ1.5トンの鉄板で仕切られており、事故当時、その鉄板は閉められていたそうです。その閉めた張本人が事故調の聞き取り調査では「鉄板のフタを閉めた」と明確に証言されていたようです。。。


《その証言が、ある日突然、翻る?》


証拠が無ければ、それこそ言った言わないの世界なのでしょうね。。。(爆)


5Fが爆発した、4Fで水が出た・・・などの証言は、素人から見ても重要な証言だと思うのです。「一部、国会事故調の委員が発言を強制する事案があったようだ・・・。」などの田中さんの名誉にも係る重大な発言も某氏からあったように伺いましたが、「バケツ」と「タタミ」とか、「フタを閉めた」「閉めない」では、東電にとっても天と地の差がありますが、実際、事故調での証言を翻したのか否か、私には事実確認ができませんが、いずれ、真実が白日の下に晒される日もそう遠くはないのかも知れません。田中さんのお話に妙に説得力があると感じるのは、私だけでしょうか?


二次会には、時間の都合で参加できませんでしたが、更なる秘話も?田中さん、安田先生、学びの機会を与えて下さって、本当にありがとうございました!





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田中三彦さん

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安田忠郎先生

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レジュメ

20150207レジュメ
レジュメ



関連リンクは、こちら↓から。

令状主義の形骸化は大問題!原田宏二さんの講演(第23回安田塾)

「トモダチ作戦で被ばく」米兵による東電訴訟の継続、連邦地裁が認める【東日本大震災】

菅谷昭 松本市長の横須賀講演☆チェルノブイリ事故後の低濃度汚染地の今 

「再稼働の話をすると福島事故の検証が後回しになってしまう」泉田裕彦・新潟県知事が会見

藤原節男氏横須賀講演(元日本原子力安全基盤機構・原発検査員)

ざまぁみやがれぃ!

弁士・後藤政志氏【飯田哲也の地方自治とエネルギーシフト】

田中三彦ウィキペディア(日立)

奈良林直ウィキペディア

「反原発」元国会事故調委員の非常識 (櫻井よしこ)

IWJ Independent Web Journal

原子力規制委員会

東京電力福島原子力発電所事故調査委員会委員
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