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沙羅双樹の花のブログ

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【新宿署違法捜査憤死事件】最終証人尋問で原告の原田尚美さんが涙の陳述

平成27年11月17日に、「新宿署違法捜査憤死事件」の最終尋問があり、私も傍聴して来ました。



証人尋問報告会






事件の経緯は、こちらに詳しく書かれていますので、ご一読ください。非公開での進行協議が続き、国民の関心も薄れる中、傍聴して下さる方も少ないのではと心配していましたが、709号法廷は傍聴人で一杯になりました。当時の新宿署の菅原生活安全課長、続いて、立延署長が証言し、最後に原告の原田尚美さんが証言されました。


菅原生安課長への主尋問は、
菅原陳述書(P.1 P.2 P.3の確認から始まりました。生安課員からどのように110番情報メモの報告を受けたのか?気になるところですが、菅原元課長は、信助さんが亡くなった報告も、松浦警部がいるので、自身は指揮しなかったし、警視庁本部からの指示もなかったと証言しました。事件に警視庁本部が関わっていないとの陳述書の趣旨に沿った証言でした。


反対尋問は、増田弁護士が担当されました。やはり、甲第33号証の110番情報メモの質問が続きました。「痴漢容疑なしの報告を受けたのではないか?」「てん末報告は、課長への報告と違ったのではないか?」との質問に元課長は、「そういう事は無いと思います。」と証言しましたが、傍聴席からは失笑を買っていました。


こちらが、
110番情報メモです。


更に、「初めて自称被害女性を見たのはいつか?」との質問には、特命捜査本部設置の前か後かとの質問でも、菅原元課長は、「記憶が無い」と証言しました。ここら辺りから、被告側代理人からの防戦クレームが始まりました。VHSの映像に関する尋問で、元課長がシュミレーション通りに証言するのか気になったようで、代理人氏からのクレームが読出したのです。「信助さんが痴漢の犯人と断定できる映像は見たか?」との質問には、「見ていない」と証言し、女性に触った所も映像で「見ていない」と証言しました。傍聴していて堂々巡りな感じがしましたが、事件の核心でもあるのですから、元課長にはしっかり証言して欲しいと思いました。


元課長への反対尋問が、増田弁護士から、清水弁護士へ変わってから、件の被告側代理人からのクレームが多くなったのですが、裁判長を介さず直接清水弁護士に横槍のクレームを入れるのは、何が何でもクライアントを守りたいとの熱心さからでしょうが、傍聴していた私からすると、異常な感じさえしました。


特命捜査本部設置に関する質問が続きます。「これまでも、特命捜査本部を設置したことがあるか?」との質問にさえ、「質問の意味が分からない」と元課長は答えていました。代理人氏からの、クレーム続出でしたが、「刑事課と生安での合同捜査体制はあった」との証言は、陳述書の要旨と同じで正に筋書き通りでした。結局のところ、「新宿署としてはない」ということでしたが、合同捜査体制はあったとの苦し紛れの証言でした。被告側代理人氏は、なりふり構わない防戦を強いられていましたが、これ以上クレームが続くと審理妨害になりそうな勢いで、法廷では別の意味で盛り上がっていました。


原田信助さんを痴漢の犯人と特定できなかった点について。


ビデオは、11日と15日(JRが任意で提供)と4日間のズレがあったのですが、「15日以前に警視庁本部が扱ったことはあるのか?」との清水弁護士の質問には、明確に、「ない」と証言していました。これ又、不思議なことなのですが、信助さんが録音していたボイスレコーダーには、暴行場面は録音されていなかったのです。それでも、原告の原田尚美さんには、ボイスレコーダーの警察への提出を強く求めていたのです。原田さんとの面談(平成22年1月11日)の目的は、何だったのでしょうか?「暴行捜査の場面が録音されていないボイスレコーダーは、再捜査には使えませんよね」との質問には、「分かりません」と証言していました。捜査に使えないボイスレコーダーであっても、原告から唯一の物的証拠を取り上げ、証拠隠滅でも図ろうとしたのでしょうか?と勘ぐってしまいます。


ここで、裁判長から審理妨害になると件の代理人氏が警告を受ける。


ビデオには、暴行場面が写っていないので、警察として目撃者探しはしたのか?との質問には、「仮定の質問には答えられない」・・・理解不能な菅原証言。


ここからは、立延元新宿署署長への尋問です。清水勉弁護士が担当されました。前の菅原課長とは打って変わって堂々とした受け答えでした。下からの叩き上げで署長まで上り詰めた方ですから、清水先生曰く証人としての「格が違う」そうですよ。私もそうのように感じました。自分の考えで受け答えしており、被告側代理人も安心して(?)聞いていた感じがしました。元署長は、捜査に直接タッチしていなかったので、知らないものは知らないで済ませようとしたのかも知れません。要は、新宿署として、特命捜査本部の設置はしていないというのが立延証言の趣旨なのですが、では、一体誰が特命捜査本部を設置を指示したのでしょうか?


信助さんが、一方的に暴行を受けたと通報したのに、「もみ合っていたので、相互暴行でいいと思った」との元署長の証言でしたが、乙第18号証の写真を見せ、「誰が暴行事件の被害者に見えたか?」との質問には、「一概には言えないし、分からない」と証言。これには開いた口が塞がりませんでした。余裕有りに見えた立延証言でしたが、ここで件の代理人氏が審理を仕切ってきました。

「そろそろ時間」

裁判長からならともかく、代理人氏から言われる筋合いはないのですが・・・これには、笑えましたよ。



ここから休憩が入り、次は原告の原田尚美さんが証言なさいました。やはり、涙を誘う場面も多く見られ、裁判長も左右陪席の女性の裁判官も原田さんの証言には耳を傾けていたようです。原田証言は、
ご本人のブログでご確認下さいませ。


閉廷後には、隣接する弁護士会館で「証人尋問報告会」が開かれました。
YouTubeにも一部アップさせて頂いていますので、関心のある方は、是非、ご覧ください。


最終準備書面提出後に、来年2016年3月15日13:10から長きに亘る本裁判の判決が言い渡される予定です。判決日にも、多くの方に東京地裁にお越しいただいて傍聴支援を宜しくお願いします。







 

菅原陳述書
110番情報メモ
取り調べ可視化で発覚!痴漢と間違われその後自殺した原田信助さんの事件
証人尋問報告会【新宿署違法捜査憤死事件】清水勉弁護士 2015.11.17

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Category - 新宿署違法捜査憤死事件

1 Comments

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応援しています。
必ず真実を突き止めてください。

2016/02/16 (Tue) 01:06 | REPLY |   

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