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沙羅双樹の花のブログ

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東京地裁がフリーランスの請求を棄却~世事に疎い谷口豊裁判長の失態~



堀先生20151118 
報告集会で解説をして下さった堀敏明弁護士と総合司会の畠山理仁さん




平成27年11月18日に東京地裁103号法廷で開かれた、フリーランス表現者43名が秘密保護法の違憲確認等を求めて国を訴えていた裁判を傍聴してきました。谷口豊裁判長は、原告らの訴えに対し、特定秘密保護法に関する具体的な紛争が生じているとはいうことができないとして、請求①の違憲確認の訴えを却下しました


又、請求②の国家賠償に関しては、原告らの法的利益が侵害されたとは認められないとして棄却しました。ジャーナリストの
林克明さんの本人尋問寺澤有さんの本人尋問も踏まえての裁判所の判断らしいです。判決の詳細は、原告団が公開していますので、そちらをご覧下さい。

秘密保護法違憲訴訟東京地裁判決要旨
秘密保護法違憲訴訟東京地裁判決


当日は傍聴が抽選になると聞き、早目に東京地裁に行きました。既に、地裁前では原告の皆さんがチラシを配っていらっしゃいましたよ。ギリギリで抽選が回避され、私は友人と一緒に103号法廷に入りました。因みに、私は、この裁判の第一回口頭弁論から欠かさず傍聴していますが、記者席が設けられたのは初めて見ました。フジテレビも撮影に来ていました(代表撮影?)。開廷前の傍聴席では、警備担当の地裁職員でしょうか?携帯を操作している傍聴人を見掛ける度に、物腰は丁寧でしたが携帯をしまうまで何回も注意をしていました。私の後ろでも職員と傍聴人の言い争う声が聴こえるほどでした。


撮影が始まる前に、原告の一人、吉竹幸則さん裁判長へフリーランスが請求していた法廷内撮影の不許可理由について説明を求めていらっしゃいました。裁判長は、記者クラブにのみ判決の言い渡し前の撮影を許可した理由(フリーランスを排除した理由)を説明すると仰っていたらしいのですが、結局、判決後と言うことになり、それでは意味が無いと”抗議の退廷”となったようです。吉竹さんに続いて山口正紀さんらが退廷されました。裁判長が仰るには、この原告らの”抗議の退廷”で裁判所と原告の信頼関係が崩れた・・・と言うことらしいです。フリーランス差別が如実に現れた感じです。以後、心を閉ざした谷口裁判長ですが、妙案浮かばず、吉竹さんたちが退廷したことをこれ幸いと、理由を説明しなくていい口実に使われたのではないかと思ってしまいました。でも、これ、後から大問題に発展します。


閉廷後の話し合いの中で、裁判長は、「原告に裏切られたのが許せない」と告白したそうですよ。しかもオフレコ要請。谷口豊裁判長って、お勉強はできたのでしょうが、世間知らずのお坊ちゃまですね。笑っちゃいました。



判決は、「原告の請求を棄却する。原告の敗訴でした。




20151118東京新聞
東京新聞 2015.11.19




原告団は判決後に、東京・永田町にある参議院議員会館で「判決報告集会」を開きました。その様子は、ノーカットでYouTubeにアップさせて頂きましたので、是非ご覧下さいませ。原告側代理人の山下幸夫弁護士、堀敏明弁護士の解説の後は、先日原告団主催で行われた新橋駅前SL広場での街宣活動で演説をなさった福島みずほ参議院議員が連帯の応援演説をなさり、この裁判を傍聴した唯一の政治家である山本太郎参議院議員も原告団へのエールを送っていらっしゃいました。


さて、憲法判断を回避した裁判所ですが、「合憲判断」の可能性もあったこの違憲訴訟が、例え一審敗訴であっても、一年半以上の審理を通して我々国民が知り得たこと、見えてきたものは大きいと思います。原告の皆さんや弁護団にはお疲れ様と言いたいのですが、当然、納得の行く判決ではなかったと思いますので、原告は控訴するようです。原告は、裁判所に憲法判断(違憲)を求めて
いますので、最高裁まで争われると思いますが、その間にフリーランスや取材対象者の逮捕もあるかも知れません。そうなれば裁判所も、秘密保護法の立法と施行で取材が困難になった「法的利益の侵害の具体的事例」として認定してくれるのでしょうか?益々目が離せない秘密保護法違憲訴訟ですが、控訴理由書と控訴答弁書にも注目ですね。


安保法制が通って、パリでのテロ事件、シリア内戦など世界情勢を見ても、この秘密保護法の持つ意味、果たす役割の大きさに今更ながら驚くばかりです。山本太郎議員ではないですが、「特定秘密保護法と安保関連法、刑事訴訟法の改悪+共謀罪で『弾圧の4点セット』」になりそうです。


原告の皆さんの判決後の意見表明も是非ご覧下さい。それぞれ頭出しで再生されるようにしてあります。又、
原告団のブログも更新されましたので、ご一読を!






【判決】秘密保護法違憲《東京》訴訟・報告集会 2015.11.18
『東京地裁「原告敗訴」の判決下る』




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Category - 秘密保護法違憲訴訟

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