Welcome to my blog

沙羅双樹の花のブログ

Article page

【傍聴記】TPP交渉差止・違憲訴訟 第3回口頭弁論~批准阻止に向けて~

 
TPP違憲訴訟門前集会 




平成28年2月22日に、東京地裁第103号法廷で開かれた「TPP交渉差止・違憲訴訟」第3回口頭弁論(松本利幸裁判長)を傍聴してきました。開廷前の13:30からは地裁前で門前集会が開かれ、私はそちらにも参加してきました。門前集会の様子は、YouTubeで公開していますので、関心のある方は是非ご覧ください。報告集会では発言なさらなかった
内田聖子さん植草一秀さんのお話も必見です。
 
裁判開始前に傍聴券交付のための抽選があり、私と友人は見事抽選に当り、貴重な傍聴券を手に入れることが出来ました。東京地裁103号法廷は傍聴席が98席ありますが、大法廷を埋め尽くす傍聴人の数に圧倒されたのか、裁判長の訴訟指揮にも影響があったようです。この日の法廷では、原告側代理人の辻恵弁護士(元衆議院議員)の大きな声が法廷に響き渡り、原告と被告の弁護団が原告の意見陳述をめぐってやり取りをしていました。休憩を挟んで結局、原告一人2分間と制限されたものの、裁判所は原告の意見陳述を認めました。陳述した3名(孫崎享さん、赤城智子さん、野々山理恵子さん)の原告の皆さんも、想定していた陳述時間より短縮されて大変だったと思います。
 
さて、裁判ですが、冒頭から、山田正彦代理人弁護士が裁判所に請求の趣旨の変更を求めました。原告は、「交渉差止」を取り下げ、「批准差止」に請求を変更したようです。今年の2月4日に、政府がニュージーランドのオークランドでTPP協定に署名しことを受けての訴えの変更らしいです。例の甘利さんが不祥事で辞任して、晴れの舞台に?立てなかったので、私もよく覚えています。次回の公判は、「TPP批准差止・違憲確認訴訟」になるのでしょうか。
 
実は、前回の第2回口頭弁論で、次々回の口頭弁論の期日を4月11日に指定したようですので、恐らくその日で「結審」の予定だったのかも知れません。裁判所はこの手の裁判を門前払いするようですが、辻弁護士が、次回は立証計画を出して主張の整理をしたいと食い下がっていましたし、裁判長も原告に対し、準備書面の提出期限を訊くなどしていましたから、次々回にでも証人尋問が行われるような気がしました。
 
詳細報告は、TPP交渉差止・違憲訴訟の会のHPで確認なさって下さい。
 
 
私は、秘密保護法違憲訴訟を毎回欠かさず傍聴していますが、代理人の山下幸夫弁護士も、この手の国賠で原告が意見陳述をするのは珍しいと仰っていました。ただ、意見陳述は、法廷で意見を述べたに過ぎないので、それを証拠として残すためにも「本人尋問」が待たれるところです。そこら辺の法廷戦術については、辻弁護士が報告会で詳しく解説されましたので、是非ご覧下さいませ。とても面白いですよ。
 
因みに、秘密保護法違憲訴訟では、東京訴訟と横浜訴訟で相次いで判決が言い渡され、原告は敗訴していますが、裁判所はいずれも憲法判断を回避しており、原告らの違憲確認については、「却下」し、賠償請求については、「棄却」しています。その違憲裁判でも、訴訟を続けること自体に意味があると原告らが主張していますが、TPP違憲訴訟も同様に、訴訟を続けることによって次の展望(原告側に実際の損害が発生するなどしていることもふまえ)が見えてきますし、門前払いではなく、裁判所にマトモな審理をしてもらい、それを記録として残すことに大いに意義があると私も思います。そして、最終的には、(現政権下では難しいかも知れませんが)秘密保護法が廃案となり、TPPの批准が阻止されれば、これこそ国民の利益にかなうことになると素人ながら思うのです。
 
TPPと言うと、何かとても難しい問題で、素人の私などには中々理解できないのですが、そもそも私がこのTPPに一国民として反対の声を上げなくてはいけないと思ったのは、鈴木宣弘先生の横須賀講演を伺ってからです。丁度その頃、遺伝子組み換え食品が話題になっていました。鈴木先生のお話もYouTubeに残してありますので、当ブログにもリンクを貼っておきますね。
 
今は、インターネットの時代です。違憲訴訟を積極的に傍聴し、思ったこと感じたことを友人知人に話すのも効果がありますし、ネットで発信できる方は、写真や映像をSNSでどんどん発信すれば、政府がひた隠しにするTPPの実体が国民に広く知れ渡るというものです。


次回の第4回口頭弁論は、4月11日(月)14:30から東京地裁103号法廷で開かれます。多くの方の傍聴支援を私からもお願いいたします。
 
関連記事

Category - TPP交渉差止・違憲確認訴訟

0 Comments

Post a comment