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沙羅双樹の花のブログ

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案の定、裁判所は警察の下請!実に分かり易い!(新宿署違法捜査憤死事件・原告敗訴)


20160315原田尚美さん 



平成28年3月15日に、東京地裁709号法廷で開かれた、「新宿署違法捜査憤死事件」の判決を傍聴してきました。原告の原田尚美さん(痴漢冤罪被害者の信助さんのお母様)が提訴されてから実に5年近く経って、第一審の判決言い渡しが行われたのですが、裁判長は早口に「原告の請求を棄却する。」と述べ、訴訟費用も当然ながら敗訴した原告の負担となりました。この間、僅か5秒!小海隆則裁判長は、警察の主張に沿った情けない判決を言い渡しました。
 
国賠訴訟の勝訴率が6%だったにしても、小海裁判長の目は節穴だったのでしょう。この日、裁判長は、客観的な事実にさえ目をつぶり、被告の東京都側の代弁者と成り下がりました。事件の概要は、原田信助さんの国賠を支援する会さんの 新宿署違法捜査憤死事件原告のブログでご確認下さい。それにしても、警察が組織防衛のためなら形振り構わず、前途ある青年を死に至らしめ、遺族をも貶める違法行為を平然とやってのけるのですから、本当に恐ろしいことです。明日は我が身の冤罪被害ですが、被害に遭ってからでは遅すぎるのかも知れません。
 
さて、この日の判決は、傍聴券交付事件となり、私は、抽選のために早目に裁判所に行きました。結局、抽選とはならないで、全ての傍聴希望者は傍聴券を手に入れましたが、いざ、法廷に入ると、空席は1,2席で、殆ど傍聴人で埋まっていました。
 
予想していた判決とは言え、裁判長が出廷して、着席して、判決を言い渡して、退廷するまでに要した時間は僅か1分。代理人の顔色を覗う時間もなくあっと言う間でした。この人相が尋常ではない被告の東京都側の代理人氏ですが、年の頃は30代後半?短めの髪型で威圧感たっぷりなのです。毎回法廷で睨んでやるのですが、何と、母親の年代の私を毎回睨み返すのです。この日は、エレベーターで1Fから7Fまで一緒でしたが、どうやら判決の内容は分かっていたようです。エレベーターでも睨まれました。

判決書は88ページもあったようで、私自身も読んではいないのですが、何せ、法廷では5秒判決でしたし、例えば、お母さんの気持は理解できるけど・・・のような温情を微塵も見せなかった裁判長でしたから、どこをどう認定したのか、事実関係はどうだったのか、大体、事件発生現場は「階段」だったのか「通路」だったのか、警察官の本人調書の信憑性はどうだったのか?等々、皆目分からず、結局、唖然呆然のまま法廷を後にしました。原告の原田尚美さんも、「何の説明もなかったことに唖然としました。」と仰っていたほどでした。
 
閉廷後に、原告団主催の報告会が四ツ谷のスクワール麹町で開かれ、代理人の清水勉弁護士や、増田利昭弁護士、堀敏明弁護士からの詳細報告で、ある程度判決の内容が分かりました。それから、この裁判で意見書を提出された(証人申請は認められませんでした。)元北海道警釧路方面本部長の原田宏二さんのお話も伺うことができましたよ。清水先生や原田さんのお話は、YouTubeにアップさせて頂きましたので、ご関心のある方は、是非、ご覧下さいませ。私がここで説明するよりいいと思います。
 
こんなズサンな認定なら、私でも裁判官になれる!
 
裁判所は、被告の東京都の主張に沿った事実に基づかない認定をしたようです。そもそも全部を「当事者間で争いのない事実」にしてしまえば、争いがないのだから被告が勝って当然の判決なのです。増田利昭弁護士によると、判決文の初めから、つまり、事件発生時刻も事件現場も裁判所は、被告のつじつま合わせの虚偽の主張に沿った認定をしたようです。まして、原告が認否していない部分も信助さんに不利な印象付けをしているようです。因みに、痴漢事件発生現場が「階段」だったのか「通路」だったのか?についてですが、途中から「通路」に変更した東京都側の主張(階段だと辻褄が合わなくなる)の通り、判決では「通路」と認定されたようです。これ、証人尋問でも、当事者の警察官は、「階段」と証言していたのですから、開いた口が塞がりません。
 
原告側が平成26年7月17日に地裁へ提出した準備書面(10)に関する裁判所の判断も凄いとしか言いようがありません。清水勉弁護士によると、西口交番への違法な任意同行について、裁判所は、交番の警察官は新宿署の取調がどの課(刑事課か生活安全課か)か分かっていなかったので、違法ではないと認定したようです。その辺りは、清水弁護士の報告その1をご覧下さいませ。ここまで警察に媚びる裁判所って、何なんでしょうね!?
 
謎だらけの「特命捜査本部」、「自称被害女性の供述と被害届」、「相互暴行の結末」、「110番通報メモ」、どれを取ってもマトモな認定がなされなかった訳ですから、裁判所のそもそもの立ち位置が警察寄りだったことが良く分かります。
 
案の定、裁判所は警察の下請!
 
報告会で、原田尚美さんは、控訴の意思を表明なさいました。ご子息が痴漢の犯人だったと認定されたのですから、私としても心中を慮ると居た堪れない気持ちになりました。又、原田宏二さんが判決文を読まれての詳細分析を、26日に開かれるシンポジウムで行うそうです。この日の報告会では、犯罪捜査の基本はどうあるべきか、自身の経験も踏まえ、興味深いお話をされていました。そもそもこの信助さんの事件は、警察的には大した事件ではないので、警察の本音として、最初の段階で人違いの痴漢事件として打ち切る、これ以上の手間も掛けたくなかったのでは・・・と原田さんは分析していらっしゃいましたが、途中で方針が変更されたのは、国賠訴訟に発展しそうな事件だったからのようです。
 
26日のシンポジウムは私も参加させて頂く予定ですので、判決文を読んでからの原田さんの分析などを伺って、私の感想なども当ブログに加筆しようと思っています。
 
盛り沢山の報告会でしたが、事件記録が出てきたことや署長クラスの証人尋問が実施されたことなど、勝ったようなものだと清水先生は仰っていましたが、捜査記録を読み返すと、警察に絶望すら感じてしまいます。


以下、引用:
「被疑者(信助さん)の身勝手な行為で、犯行を頑なに否認するなど許されるべきものではないが、犯行後に命を絶ち死亡していることから、然るべき処分を願いたい。」
 
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Category - 新宿署違法捜査憤死事件

9 Comments

組織防衛は大変だな。  

No title

私も警察を訴えようとしている身です。
この裁判のことを参考にしています。
でも、この裁判は警察の組織防衛に遭っているなら、
私も同じ目に遭いかねないです。
正直、こちらも気落ちしてしまいました。

ところで、直接原田さんに連絡する手段は有るでしょうか。

2016/04/01 (Fri) 10:03 | REPLY |   

裁判の書類  

No title

書面や判決文は全部ネットに載せているでしょうか。

2016/04/01 (Fri) 10:05 | REPLY |   

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2016/04/04 (Mon) 17:35 | REPLY |   

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2016/07/31 (Sun) 23:31 | REPLY |   

嘆きのマリア  

あんまりだと思います

「原田大助さんとおぼしき青年が」とか、2度もすれ違いざまに下腹部をつかまれるとか、にらみ返すとか、女性の立場から見ると不自然な状況です。痴漢されたら相手をにらむこともできないし、ましてや友人を連れて戻ってくるというのも不自然。原田さんの生い立ちや家庭のことまで憶測で書かれているのはいかがでしょうか。客観的に証拠で判断しようとするのに生い立ちや人格について言及するとしたら、中世の魔女裁判のような感じを受けます。死人に口なしという言葉が思われます。死んだ人が主張できないのをいいことに裁判で戦っている遺族について言及されるのはいかがなものでしょうか。
裁判についてよく知らないくせにと言われそうですが、えん罪が社会問題になっている今、えん罪を受けた方、遺族に対して心無い言葉だと思うのは私だけでしょうか。

2016/08/05 (Fri) 21:21 | REPLY |   

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2016/08/06 (Sat) 23:32 | REPLY |   

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2016/08/19 (Fri) 15:59 | REPLY |   

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2016/08/20 (Sat) 20:30 | REPLY |   

嘆きのマリア  

消えたコメント

コメントがあんまりだと思い書かせていただきましたところ、消えているようです。原田さんのお母様の心情をあまりにも踏みにじるコメントだと思いまして。書き込みはしなくても大勢の人が私と同じような気持ちではないでしょうか。早期に解決することをお祈りします。

2016/09/07 (Wed) 21:13 | REPLY |   

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